PaaSの勉強会に参加した
October 16, 2018
東京駅の近くで開催されていたpaasjpっていう勉強会に参加してきました。
会場に入った途端おじさんしかいなくて明らかに来る場所間違えた感を抱きながら持ち前のメンタルを保ちつつ平然と座っていたのですが、本当におっさんしかいなくて帰りたくなりました…。
しかし、講義が始まってからのPaaSの話は意外と簡単で身近な内容から入っていったのですんなりと理解でき、PaaSの動向を掴めたのかなと思います。
以下内容をざっくりとまとめる(こういうの久しぶりでは?笑)
Session.1「HelmとService Brokerで始める検証用環境自動構築」
・Helmとは・・・複数のコンテナを管理するKubernetestのパッケージマネージャ(Ubuntuでいうapt)
-> 簡単なコマンド($helm install)でk8s上にデプロイができる。
・Service Broker・・・AWS等の外部サービスとの連携を行う仲介役にあたる仕組み
・ Helmのメリット・・・検証用環境を共有すると生じる”待ち”や”競合”などの問題を解決する
-> 自分の環境で簡単に検証用環境が構築できるようになる。
・Service Brokerのメリット・・・外部サービスのプロビジョニングを統合されたインターフェースで利用可能になる、インターフェース間が疎結合になる
=> Helm + Service Brokerでクラウドリソースを用いた検証用環境が自動で構築できるようになる(しかも独立に)
Session.2「Cloud Native Buildpacksで面倒なコンテナイメージの作成を自動化する」
・従来のDockerイメージの作成・・・Dockerfileをポチポチ打ち込んでビルド -> 手間がかかる
・HerokuやCloud FoundryはpushされたリソースからPaaS上で動作可能なコンテナを生成し、実行する”Build Pack”という仕組みを持っている
・この技術をDockerイメージ生成に応用させたのが”Cloud Native Buildpacks”というサービス
-> pushされたリソースをもとにDockerイメージを作成、提供する
-> packコマンドで多彩な言語を自動判定して実行環境を構築する機能も(複合するアプリの対応もしている)
はい。すごい技術を知ることができました。
このセッションの中で実務中に生じた課題やその解決プロセスを述べていたりしてとても濃い内容のお話が聞けたと思います。
この勉強会は人気の勉強会で平日の夜なのに70人近く参加する規模なので期待値も高かったのですがそれを超えるくらいの内容だったので次回も参加できたらなと思います!おわり