SpCn-Diary

ジャンルの壁を超えて

November 12, 2018

サークルの活動の中で、1年生の人が「ジャンルとかよくわからなくて、自分の好きな音楽しか作れない」と悩みを話していました。

それを聞いた上回生の人が「ジャンルにとらわれずに音楽をつくれることはすごいことだから自信を持ってほしい」と返してて、ふとジャンルという概念について考えてみようと思い、それを日記に記します。

音楽を作る人のこだわりをジャンルを主軸にして分けると、

  • 「ある特定のジャンルの中でオリジナリティ・クオリティを追求する」
  • 「ジャンルにこだわらずオリジナリティを追求する」 の二つのタイプに大体が当てはまるのかなと思います。

しかし実際のところ、DTMの学習支援サイトとかではジャンルごとに音作り, ミックス, マスタリングのやり方が分かれていたりするので自分の作風に合うジャンルを選ぶところから始まるのが多数派なのかなーって。

それに、ジャンルを決めてから曲を作るとプロとの完成度の差異が明確になるし他人に聞かせるときも基準に沿った評価が得られたりしてメリットが大きいのも事実。どのくらい成長したのかも身にしみてわかったりもする。

しかし、それでいいのかな。もしかしたら頭の中で浮かぶメロディとかフレーズもジャンルにしばられて発想の方向が縛られてないかな…って考える自分もいる。

自分が作りたい、表現したいものがジャンルという固定概念によって抑制されるのなら、それほど悲しいことはない。

自分は誰にも作れないような音楽を作りたいし、そこから音楽の新しい可能性を見いだして行きたい。

だからジャンルにとらわれずに好きな音楽を作れる人は尊敬するし、それを望んでいたいって思う。 いいなぁ。

作曲に関していろんな知識や技術を身につけたが故に失われていくオリジナリティや創造性もあるのかな~。

話が錯乱してしまったが、今この瞬間でしか作れない音楽があるんだなって気づいた。今を大切にして作曲活動に励んでいきます。


日々の記録や考え事とか - written by "_spxn"
     

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