本『デザイン思考の先を行くもの』
March 22, 2019
この本を読むきっかけはデザインという今まで漠然として受け取っていた概念に対して正面から向き合いたいと思っていたところにふとこの本が目に留まったことです。 内容はデザインがどのようなものであり、何を実現・解決するのかを述べて実例や応用例を示しながら将来のあり方を問うといったものでした。読み終わるとデザインとアートの違いがわかるようになり、またこの二つのフィルターを交互に使い変えながら違ったオブジェクトの見方をすることができるようになりメタ思考のひとつを得たのかなと思います。
特に新しいアイデア=既存のアイデアの新たな組み合わせという考え方やウォーリーを探せ法, 因数分解といったフレームワークもいくつか載っていて実際に活用する上で即戦力になるような情報も得られました、非常に興味深い本でした。おわり。
Keywords / Summary デザイン≠アート / デザインの根本は問題解決 / バックキャスティング思考 / 未来 ≠ こうあるべき->未来 = こうしたい / スペキュラティブデザイン: 未来はこうもありえるのではないか / 専門性ではなく「ビジョン」で組織を分ける / アイデア = 革新したいこと + 異分野領域の専門知識 / ウォーリーを探せ法: 情報をインプットする前にミッションを与える -> 特定の「見立て」をサポート (ex. レシピ本から建築 / 関連性の低いもの同士に関連性を強制的に見つけ出すプロセスの中で発想が生まれることがある / 世界の広さは言葉の量で決まる / 「1」はゴールではない / 社会の潮流を加味する / スモールスタート (ex. 電通Bチーム, mercari R4D /